|
Thursday, 10 September 2009 06:33 |
|
2009.9.9 21:07 このニュースのトピックス:農林水産
湾内にイルカなどを追い込む漁船=9日午前、和歌山県太地町(井上亨撮影) 国内捕鯨の発祥地、和歌山県太地町で追い込み漁が始まり、9日、今シーズン初めてバンドウイルカやマゴンドウクジラが捕獲された。漁を隠し撮りしたドキュメンタリー映画が米国やオーストラリアで上映され、同町と姉妹都市提携する豪・ブルーム市が提携の中止を決めるなど波紋を 呼ぶなかでの操業となった。
この日午前5時半ごろ、漁船12隻が出港。同町沖約6キロの熊野灘で群れを取り囲み、鉄パイプをたたくな どして誘導し、バンドウイルカ約100匹、マゴンドウ約50匹を畠尻(はたけじり)湾に追い込んだ。追い込 み漁は、国際捕鯨委員会(IWC)の規制外。来春までクジラ類、イルカ類で計約2400頭の捕獲枠がある。
畠尻湾はドキュメンタリー映画「入り江(The Cove)」に登場。漁師らは「反捕鯨団体が押し寄せてくることが予想される」として出 漁に神経をとがらせている。太地町漁協は「ここは漁業で成り立っている町。地域の食文化や伝統捕鯨についても考えてもらいたい」と、反捕鯨団 体などからの批判に困惑ぎみ。イルカは各地の水族館に引き渡す約10匹だけ残して海へ返し、マゴンドウは翌 日に競りにかけるという。 昭和56年にブルーム市と姉妹提携した太地町の三軒一高町長は「先方から文書が届いてから判断したい。私らは子供のころから牛とかでなく鯨類の肉を食べ てきた」と話している。
|